Retina Display

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Retina Display(読み:れてぃな・でぃすぷれい)とは、アップル製品が搭載している高精細ディスプレイのことである。

概要[編集 | ソースを編集]

「Retina」とは「網膜」という意味であり、1ピクセルのサイズが一般的な人間が認識できる限界を超えていることを意味する。

密かにRetinaでは「色」にも手が加えられており、いつでもディープカラーに対応できるよう「RGB各色は整数ではなく浮動小数点数で表現しろ」という破壊的変更が行われている。

Retinaディスプレイは、従来のディスプレイと比べ、画面解像度コントラストが4倍ほどに達し、もっと鮮やかで深い色になるそうだ。

HiDPIとの違い[編集 | ソースを編集]

単純に画面サイズを変えずに画面解像度だけをあげてしまうと「文字が小さくて読めない」などの問題が発生する。 いわゆるHiDPIの問題点である。

この問題を回避するためiOSmacOSでは「画面を構成するGUI部品単位」で「Retinaモードの有無」を設定できるようになっている。

プログラマーマウスでポチポチとアプリの画面を作る際に、ラベルやリストボックスなどの文字主体の部品は「非Retinaモード」、画像などを表示する部品は「Retinaモード」といった感じに設定することで、前述したHiDPIの問題点を回避している。

初期値は非Retina[編集 | ソースを編集]

iOSやmacOSの初期値は「非Retina」に設定されており、Retina非対応の古いアプリは物理的な液晶ディスプレイの解像度を縦横2倍程度にした低解像度かのように振る舞い、Retina対応アプリのみ高解像度が発動するという仕組みとなっている。

たとえばiMac 5kではRetina非対応アプリでは解像度「2560x1440」で認識され、Retina対応アプリでは解像度「5120x2880」と認識される。

ちなみにDisplay MenuQuickResなどといったアプリを利用すれば、無理やり「常にRetinaの最大解像度」にすることもできる。

iOS製品[編集 | ソースを編集]

2010年6月に発売されたiPhone 4がアップル製品として初めてRetinaディスプレイ搭載を名乗る製品となった。それ以降に発売された全モデルに搭載されている。解像度は全て326dpiである。

2012年3月に発売された第3世代iPadとそれ以降のモデルに搭載されている。 また、iPad mini シリーズは第2世代iPad miniとそれ以降のモデルに搭載されている。

Mac製品[編集 | ソースを編集]

2012年6月発売のMacBook Proより対応モデルが登場している。 またiMac 5KもRetinaディスプレイを搭載したモデルであり、通常解像度「2560x1440」、Retina解像度「5120x2880」となっている。

関連項目[編集 | ソースを編集]

参考文献[編集 | ソースを編集]

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