ディープカラー
ディープカラー(英語:deep color)とは、コンピューターグラフィックスにおいて各色8ビットを超える色表現のことである。
概要[編集 | ソースを編集]
ディープカラーは従来のトゥルーカラー(1677万7216色)のように明確な規定はないが、一般的には「各色が10ビットや12ビットや16ビット」のRGB」であることが多い。 最近では12ビットの整数どころか16ビットの半精度浮動小数点に対応したものも登場している。
業務用ビデオカメラや一眼レフのRAW画像はほとんどディープカラーとなっている。 当然ながらこれらを「まともに」編集するにはディープカラー対応の液晶やソフトウェアなどが必要となる。
PC[編集 | ソースを編集]
GeForce[編集 | ソースを編集]
一部のPCに搭載されているGeForceなどのビデオカードには「フルスクリーンでしかディープカラーを使えない」などの制約がある。「ゲームや動画再生はフルスクリーンが普通だから問題ないでしょ?」というものである。
なんとこの制限はQuadroなどのワークステーション用のビデオカードを買うと解除され、ウインドウ表示でもディープカラーが使えるようになる。
2020年末のドライバアップデートでGeForceのウインドウ表示でも限定的ではあるがディープカラーを扱えるようになった。
Radeon[編集 | ソースを編集]
2021年時点で売られている「Radeon」を冠するビデオカードはすべてディープカラーを扱える。AMD製品は基本的にCPUもGPUもケチくさい制限はない。
Intel[編集 | ソースを編集]
2021年時点で売られているインテルのCPUに内蔵されているオンボードGPUもすべてディープカラーを扱える。
Mac[編集 | ソースを編集]
一部のMacに搭載されているRetina Displayはディープカラーが大前提となっている。 ウインドウ表示でもディープカラーは問題なく使える。
つまり「IntelのオンボードGPUを積んだMac」と「NVIDIAのQuadroを積んだWindows」では速度差を除けば機能的には同等であると言え、「NVIDIAのGeForceを積んだWindows」はそびえ立つクソであると言える。