「SSDの寿命」の版間の差分

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[[SSD]]の寿命の大部分は「同じセルを上書きした回数」で決まる。当然ながらその他の部品が壊れることもあるが大部分はセルがダメになる。
 
[[SSD]]の寿命の大部分は「同じセルを上書きした回数」で決まる。当然ながらその他の部品が壊れることもあるが大部分はセルがダメになる。
  
空き容量が少ない状態で都度[[データ]]を消すような運用には非常に弱い。逆に[[OS]]や[[プログラム]]などが入っている部分は基本的に読み取り専用に近い状態なので壊れにくい。
 
 
[[データベース]]でよくある[[トランザクションログ]]のように「削除」も削除フラグが立つだけで実際には削除ではなく「追記」となっている形式は壊れにくい。つまり[[SSD]]は[[サーバー]]とは非常に相性が良い。
 
 
[[社畜PC]]で大流行した500GBの[[HDD]]を使っている場合は、余裕を持って1TBくらいの[[SSD]]に買い替えておくのが安全である。
 
 
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[[データベース]]でよくある[[トランザクションログ]]のように「削除」操作も実際には削除ではなく「追記」となっていることが多い。[[ウェブサーバー]]も「書き換え」はあまり発生しない。[[メールサーバー]]も昔ながらの[[POP3]]は削除と新規作成が多発するが、最近主流の[[IMAP4]]ではまず消さない運用が多い。このように[[SSD]]は[[サーバー]]とは非常に相性が良い。
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一方で空き容量が少ない状態で都度[[データ]]を消すような運用には非常に弱い。
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[[パソコン]]の場合はサーバーと違って[[ディスクスワップ]]なども有効化されていることが多いことだろう。
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[[社畜PC]]で大流行した500GBの[[HDD]]を使っている場合は、余裕を持って1TBくらいの[[SSD]]に買い替えておくのが安全である。

2020年4月6日 (月) 06:06時点における最新版

SSDの寿命の大部分は「同じセルを上書きした回数」で決まる。当然ながらその他の部品が壊れることもあるが大部分はセルがダメになる。

書き換え回数
SLC 80000-10000
MLC 8000-10000
TLC 1000-5000
QLC 1000未満


サーバー[編集 | ソースを編集]

データベースでよくあるトランザクションログのように「削除」操作も実際には削除ではなく「追記」となっていることが多い。ウェブサーバーも「書き換え」はあまり発生しない。メールサーバーも昔ながらのPOP3は削除と新規作成が多発するが、最近主流のIMAP4ではまず消さない運用が多い。このようにSSDサーバーとは非常に相性が良い。

パソコン[編集 | ソースを編集]

OSプログラムなどが入っている部分は基本的に読み取り専用に近い状態なので壊れにくい。 一方で空き容量が少ない状態で都度データを消すような運用には非常に弱い。 パソコンの場合はサーバーと違ってディスクスワップなども有効化されていることが多いことだろう。

社畜PCで大流行した500GBのHDDを使っている場合は、余裕を持って1TBくらいのSSDに買い替えておくのが安全である。