DOS/V
DOS/V(どすぶい)とは、1990年に日本アイ・ビー・エムが発表したパーソナルコンピュータ用のオペレーティングシステムの通称である。PC/AT互換機上で稼働し、漢字ROMのような専用のハードウェアを必要とせずに、VGAを用いてソフトウェアだけで日本語表示を可能にしたPC-DOSの亜種である。
概要[編集 | ソースを編集]
名称の「V」は「VGA対応のDOS」という意味である。640x480ピクセルの解像度が使える当時としては画期的な代物であった。
ちなみにVGA対応より高解像度のXGAに対応した「DOS/X」なるものも一時期は存在したが、あまりにも紛らわしいため「PC/AT互換機はすべてDOS/V」という呼び方に統一された。このため現在主流の「フルHD」やWQHD、4KでもDOS/Vである。
純正のIBM製PC-DOS/Vは都市伝説かというくらい鳴かず飛ばずだったが、後にマイクロソフトにライセンス提供されてMS-DOS 5.0の機能のひとつとして搭載されたことで一気に普及した。
プラナー方式を採用したPC-9801シリーズに比べ、DOS/VはVGA準拠でパックドピクセルを採用していたためゲームが圧倒的に作りやすいという特徴があった。ただVRAMにバンク切り替え方式などの奇怪な仕様を採用したグラフィックボードも多く、一定水準を超える使い方をしようとすると途端に互換性を確保するのが困難になるという問題もあった。まるで今のAndroidみたいだね。