「16777216色」の版間の差分

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'''16,777,216色'''とは、[[パソコン]]などの画面で表示できる色数のことである。
 
'''16,777,216色'''とは、[[パソコン]]などの画面で表示できる色数のことである。
世間一般では[[1677万色]]の[[フルカラー]]と呼ばれる。
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世間一般では「[[1677万色]]の[[フルカラー]]」と呼ばれる。
  
==概要 ==
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1[[ピクセル]]を表現するのに[[RGB]]各8ビット、計24ビット、つまり2の24乗である。
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1[[ピクセル]]を表現するのに[[RGB]]各8ビットの計24ビット、つまり「2の24乗」である。
 
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Prelude> 2^24
 
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[[コンピューター]]的には24ビットより32ビットの方が扱いやすいので、残り8ビットの透明度を格納したりすることが多い。
 
  
[[人間]]の[[色覚]]は累計1兆色まで認識できるが、瞬間的に認識できるのは3万色くらいと言われているので、[[1677万色]]もあれば[[動画]]でも十分だと言われている。
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[[コンピューター]]的には24ビットより32ビットの方が扱いやすいので、RGB24ビットに透明度8ビットを加えていることが多い。透明度が不要な環境でも処理の高速化のために無駄な8ビットを加えることもよく行われている。
  
ただし、[[アニメ]][[レントゲン写真]]のようにベタ塗りに近いと極端に色が偏るため、たとえば極端に白黒に偏れば256色しか表示できないという欠点がある。そのため最近ではRGB各10ピット以上という[[ディープカラー]]に対応した製品も増えつつある。
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== 視覚 ==
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人間の色覚は1兆色まで認識できるが、瞬間的に認識できるのは3万色くらいと言われている。このため[[1677万色]]もあれば[[動画]]や写真などの[[静止画]]では十分だと言われている。
  
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しかし[[アニメ]]などのようにベタ塗りに近い画像では極端に色が偏るため「実質的に8ビットくらいしか使われていない」という状況になりやすい。たとえば画面が極端に白黒に偏れば「実質[[256色]]しか表示できない」という欠点がある。
*[[コンピューターグラフィックス]]
 
  
==参考文献==
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この問題を解決するため最近では[[RGB]]各色を8ビットではなく、10ビットや12ビットや16ビットとする[[ディープカラー]]と呼ばれる色数に対応した[[ビデオカード]]や[[液晶ディスプレイ]]も増えつつある。
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== 関連項目 ==
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* [[コンピューターグラフィックス]]
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* [[色の表現方法]]

2021年2月3日 (水) 03:21時点における最新版

16,777,216色とは、パソコンなどの画面で表示できる色数のことである。 世間一般では「1677万色フルカラー」と呼ばれる。

概要[編集 | ソースを編集]

1ピクセルを表現するのにRGB各8ビットの計24ビット、つまり「2の24乗」である。

Prelude> 2^24
16777216

コンピューター的には24ビットより32ビットの方が扱いやすいので、RGB24ビットに透明度8ビットを加えていることが多い。透明度が不要な環境でも処理の高速化のために無駄な8ビットを加えることもよく行われている。

視覚[編集 | ソースを編集]

人間の色覚は1兆色まで認識できるが、瞬間的に認識できるのは3万色くらいと言われている。このため1677万色もあれば動画や写真などの静止画では十分だと言われている。

しかしアニメなどのようにベタ塗りに近い画像では極端に色が偏るため「実質的に8ビットくらいしか使われていない」という状況になりやすい。たとえば画面が極端に白黒に偏れば「実質256色しか表示できない」という欠点がある。

この問題を解決するため最近ではRGB各色を8ビットではなく、10ビットや12ビットや16ビットとするディープカラーと呼ばれる色数に対応したビデオカード液晶ディスプレイも増えつつある。

関連項目[編集 | ソースを編集]