ダイヤモンドカーソル

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ダイヤモンドカーソル英語:diamond cursor)とは、Ctrlキーを押した状態で「E,S,D,X」の4つのキーを押すと、カーソルキーの上下左右に相当する入力を行うことができるキーバインドのことである。

由来[編集]

ダイヤモンドカーソルという名称の由来は、E,S,D,Xの4つのキーの配置がQWERTY配列キーボードでは菱形状(ダイヤモンド)であることから来ている。

キーバインド 対応するカーソル
Ctrl-E ↑カーソルキー
Ctrl-S ←カーソルキー
Ctrl-D →カーソルキー
Ctrl-X ↓カーソルキー

なお、ダイヤモンドカーソルの周辺のキーにも補助的な操作が割り当てられている。

キーバインド 対応するカーソル
Ctrl-A 前の単語
Ctrl-F 次の単語
Ctrl-R 1ページ戻る(PageUpキー)
Ctrl-C 1ページ進む(PageDownキー)

利点[編集]

ダイヤモンドカーソルは、小指でCtrlキーを押すという動作にさえ慣れれば、カーソルキーへの手の移動ようのなホームポジションから手を大きく動かす動作が発生せず、タッチタイピングブラインドタッチ)を維持したままカーソルの移動ができるという特徴がある。

また、viのようなモード移行の必要もなく、Emacsのような英単語の頭文字的な意味ベースのキーバインドでもなく、ダイヤモンドカーソルは視覚的に見えるキー配置を考慮したキーバインドであるため習得も比較的簡単である。

その他[編集]

ダイヤモンドカーソルは、かつて一世を風靡したワープロソフトWordStarで採用されていたキーバインドである。

そのWordStarキーバインドインスパイヤされたテキストエディターDOSの時代には数えきれないほど存在し、Turbo PascalおよびTurbo Cテキストエディタ部分にも採用されていた。そのほかにも日本において圧倒的な人気を誇ったMIFESVZ Editorなどの製品にも採用されていた。

昨今のOSでは、WindowsMac OS XLinuxGUI環境などほぼ全てにおいてOS標準のショートカットキーと競合し、かつCUIの世界においてもviEmacsという独特のキーバインドを持つ二大巨頭が圧倒的な勢力を持つようになったため、DOSの時代に全盛を極めたダイヤモンドカーソルを採用するテキストエディターは壊滅的と言える状況となった。また、Windowsの世界で圧倒的な勢力をもつVisual StudioにおいてもVisual Studio 6まではWindows標準のキーバインドしか対応していなかった。

しかし、Turbo Pascalの一族が奇跡的な復活を遂げ、まさかのVisual Studioとの融合を果たしたことにより、Visual Studio .NETからは自由自在なキーバインドのカスタマイズに対応し、設定次第ではダイヤモンドカーソルも使えるようになり、ダイヤモンドカーソルも復権しつつある。

関連項目[編集]

参考文献[編集]