XCP-ng

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XCP-ng(語源:Xen Cloud Platform - next generation)とは、XenプロジェクトおよびLinux Foundationが開発および提供している「Xenが設定済みのLinuxディストリビューション」であり、いわゆるハイパーバイザーです。

このプロジェクトは2018年にCitrix XenServer(現Citrix Hypervisor)からフォークしたものです。2020年1月からはLinux Foundationの一部となりました。

大雑把な歴史[編集 | ソースを編集]

2010年にXCPはCitrix XenServerのオープンソース版として開発されました。当時のXenServerはクローズドソースでした。

2013年にXenServerがオープンソース化されたためXCPプロジェクトは活動停止しました。

2017年にCitrixがXenServerの無償提供とオープンソース提供を停止しました。最後に公開されたバージョンに至ってはビルド方法も非公開となっており、ビルドに必要なライブラリも非オープンソースのものが使われているという状況でした。

2018年にXen Orchestraの中の人が中心となり「100%オープンソース」を掲げてXCP-ngプロジェクトを立ち上げました。XCP-ngの開発費はKickstarterクラウドファンディングが実施され、その返礼品はステッカーやTシャツ、USBメモリなどと決して豪華とはいえないものでしたが、瞬く間に目標を達成しました[1]。 2018年3月31日に最初のXCP-ngがリリースされました。ただしベータ版という扱いでした。

2020年にLinux Foundationの管轄下となりました。

2020年11月に最初の安定版かつLong Term Support(LTS)バージョンが発表されました。

関連項目[編集 | ソースを編集]

外部リンク[編集 | ソースを編集]

参考文献[編集 | ソースを編集]