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2023年11月1日 (水) 08:52時点における最新版
HDMIとは、主にテレビや家庭用ゲーム機などで使われている映像や音声などを1本のケーブルにまとめて送ることのできる通信規格の一種である。
概要[編集 | ソースを編集]
HDMIは家電業界が集まって作ったものである。 パソコン業界が集まって作った「DisplayPort」と競合する。
HDMIは性能や料金など、あらゆる点でDisplayPortに劣っている。
しかしパソコン業界がDisplayPortの前身である「DVI-D」に固執している間に、家電業界はHDMIを一気に普及させた。これにより「圧倒的な普及台数」という点で勝ることになった。圧倒的な普及率のため無視することはできなく、グラフィックボードなどでも申し訳程度に1ポートくらいHDMI端子が搭載されていることが多い。
USB 4.0ではDisplayPortが「USB仕様の一部」として吸収されることが決定しているので、将来的には大きな動きがあるかもしれない。
ライセンス料[編集 | ソースを編集]
HDMI仕様はオープンスタンダードではない。HDMIを実装するには、HDMI LLCのライセンス契約を結びロイヤリティ(ライセンス料)を支払う必要がある。
またHDMIのライセンス契約とは別に、Intelの子会社であるDigital Content Protection LLCと別途HDCPのライセンス契約が必要な点にも注意する必要がある。
基本料金[編集 | ソースを編集]
年間生産数 | 基本料金 | 追加料金 | |
---|---|---|---|
通常プラン | 10000ユニット以上 | 10000ドル | なし |
少量プラン | 10000ユニット未満 | 5000ドル | 1ユニット1ドル |
ロイヤリティ[編集 | ソースを編集]
基本料金とは別にユニットごとにロイヤリティが発生する。ロイヤリティはデバイスベースであり、ポート数やチップ数、コネクタ数には依存しない。
プラン | 料金 |
---|---|
通常料金 | 0.15ドル |
HDMIロゴを使用 | 0.05ドル |
HDMIロゴを使用し、HDCPを実装 | 0.04ドル |
上記のように製品にHDMIロゴを貼り付けると劇的に安くなるが、HDMIロゴを使用するには製品の発売前に「コンプライアンステスト」と呼ばれる指定審査機関で品質評価が要求される。当然ならが有料であり審査料の分だけ割引されている感じだ。
また、インテルとHDCPのライセンス契約を結んでいるとさらに1セント安くなる。
主な公認テストセンター[編集 | ソースを編集]
日本の大手電気メーカーはほぼ公認テストセンターの資格を持っている。
宗教上の理由で利用できない公認テストセンターもあることだろう。その場合は「HDMI コンプライアンステスト」でググると様々な企業がでてくるぞ。好きなところを選べ。