「Anti Grain Geometry」の版間の差分
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2022年10月26日 (水) 06:51時点における最新版
Anti Grain Geometry(読み:あんち・ぐれいん・じおめとり、通称:AGG)とは、 オープンソースのもとで開発されているC++で書かれた「ベクトル画像をピクセル群に変換するライブラリ」である。
高品質なアンチエイリアシングとサブピクセル解像度を特徴としている。
このライブラリはオペレーティングシステムに依存せず、抽象的なメモリ上にレンダリングする。ハードウェアの制約やセキュリティの関係でストレージなどにアクセスができない環境でも利用できる。
X Window Systemが動くLinuxや*BSD、Windows、macOS、AmigaOS、BeOS、SDLでサクッと利用できるインターフェイスと、サクッと試せるサンプルが付属している。サンプルにはSVGビューアも含まれている。
AGGの設計は特徴的で、C++で記述されているがクラスの階層化は一切利用されていない。いわゆる「階層化の有害性」の排除である。
ライセンス[編集 | ソースを編集]
- AGG 2.4は3条項BSDライセンス
- AGG 2.5はGPL2
- AGG 2.6以降は3条項BSDライセンス
歴史[編集 | ソースを編集]
2006年にver2.5が公開された。 そのあたりで新規開発は止まった。 2013年に開発者のMaxim Shemanarevが死亡し完全に止まった。 http://agg.sourceforge.net/antigrain.com/
その後、BSDライセンスを採用する古いver2.4をベースとしたフォーク(ver2.6とver2.7)が作られ、現在はそちらがメインとなっている。 https://sourceforge.net/projects/agg/