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2022年5月10日 (火) 02:36時点における版
RIVA 128(りーば・いちにっぱ、通称:NV3)とは、1997年にNVIDIAから発売したGPUである。
概要
RIVA 128 (NV3)は「NV1」の後継機種である。NV1は独自APIを採用して不人気だったのを反省し、RIVA128ではDirectXおよびDirect3Dに対応した(Direct3D 5とOpenGLに対応した)。
3D描画はカリングなどの処理がバグっておりポリゴンの前後関係や裏表がグダグダになったり、ミップマップが距離計算がピクセル単位ではなくポリゴン単位と手抜きなため視点から近距離ではほぼ機能していなかったり、ジャギーを抑止すべくアンチエイリアスを有効にすると余計にジャギーが目立つ謎仕様など、非常に低品質なものであった。
しかし、とりあえず爆速であったためカタログスペックの数字を盛りたい市販パソコン向け界隈で大人気となった。
なお、機能不足ため、
名称
名称のRIVAは「Realtime Interactive Video and Animation accelerator」の略称らしい。
名称の「128」とはメモリ帯域幅が128ビットであることを意味している。しかしNECの初代PC98-NXなどに搭載された一部のビデオカードはメモリ帯域幅が128ビットではなく64ビットとなっており、カタログスペックには「RIVA 128」と書いてあるが実質「RIVA 64」であった。なお、NEC製のビデオカードはメモリ増設することができ、メモリ増設するとメモリ帯域幅が128ビットになり、速度も1.5倍くらい高速化する。
主な競合製品
- Matrox Mystique 220
- 3DFX Voodoo 2 = 当時、独自API系では最強であった。
- ATI Rage Pro = 当時、Direct3Dでは最強であった。
- S3 ViRGE, Savage 3D
- Vérité V1000, Vérité V2x00
- PowerVR PCX2 = ドリームキャストへの採用を巡りNV2と争った。