「DirectX 12」の版間の差分

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[[DirectX 12]]とは、2015年に登場したWindows向けのAPI群である。
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Direct X 12は[[Windows 10]]の一部として発表されたものである。「[[Windows 7]]未対応」を掲げたことでWindows 10普及の起爆剤となるはずだった。
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=== Windows 7 ===
 
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Windows 7のサポート終了の約半年前の2019年8月に突如として対応した。ただしDirectX 12を使用している[[プログラム]]側に若干の修正作業を必要とし、従来のプログラムそのままでは動かない。
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ただしDirectX 12を使用している[[プログラム]]側に若干の修正作業を必要とし、従来のプログラムそのままでは動かない。[[ゲーム]]などの利用者側からすれば[[修正パッチ]]が配布されるか否かが重要となる。
  
 
修正作業の方法は[[マイクロソフト]]のサイトに公開されている。
 
修正作業の方法は[[マイクロソフト]]のサイトに公開されている。
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[[コマンドリスト]]の生成が[[マルチスレッド]]対応した。
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先行する同等技術である「[[NVIDIA Adaptive Shading]]」を一般化したものであり、[[宗教上の理由]]を回避して[[インテル]]や[[AMD]]なども使えるようになった。
  
 
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* 2018年追加:[[DirectX Raytracing]]
 
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[[category: DirectX]]

2023年10月26日 (木) 05:20時点における最新版

DirectX 12(だいれくとえっくす・じゅうに)とは、2015年に登場したWindows向けのAPI群である。

2020年に後続となる「DirectX 12 Ultimate」が発表された。

対応OS[編集 | ソースを編集]

Windows 10以降[編集 | ソースを編集]

DirectX 12はWindows 10の一部として発表されたものである。「Windows 7未対応」を掲げたことでWindows 10普及の起爆剤となるはずだった。

Windows 7[編集 | ソースを編集]

Windows 7のサポート終了の約半年前の2019年8月に突如として「DirectX 12のWindows 7対応」が行われた。

ただしDirectX 12を使用しているプログラム側に若干の修正作業を必要とし、従来のプログラムそのままでは動かない。ゲームなどの利用者側からすれば修正パッチが配布されるか否かが重要となる。

修正作業の方法はマイクロソフトのサイトに公開されている。

主な変更点[編集 | ソースを編集]

Pipeline State Object(通称:PSO)が登場した。 たぶんこれが最大の変更点である。

コマンドリストの生成がマルチスレッドに対応した。

可変レートシェーディングに対応した。 先行する同等技術である「NVIDIA Adaptive Shading」を一般化したものであり、宗教上の理由を回避してインテルAMDなども使えるようになった。

関連項目[編集 | ソースを編集]