「NVIDIA T1000」の版間の差分

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'''NVIDIA T1000'''とは、2021年7月20日に発売になった[[Turingアーキテクチャ]]を採用したプロフェッショナル向け[[GPU]]である。
 
'''NVIDIA T1000'''とは、2021年7月20日に発売になった[[Turingアーキテクチャ]]を採用したプロフェッショナル向け[[GPU]]である。
  
日本国内では[[ELSA]]製の製品が[[アスク]]から発売となった。
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パッケージは茶箱。
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日本国内では[[ELSA]]製の製品が[[アスク]]から発売となった。パッケージは茶箱。
  
NVIDIA T1000は[[カタログスペック]]だけみると[[GeForce GTX 1650]]のダウンクロック版といった感じ。
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NVIDIA T1000は[[カタログスペック]]だけみると「[[GeForce GTX 1650]]のダウンクロック版」といった感じだ。
  
* コアクロックを落として
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*コアクロックを落として
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** R1650 = 1485MHz - 1665MHz
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* 消費電力を抑え
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*消費電力を抑え
** T1000 = 50W
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** R1650 = 75W  
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* [[補助電源]]を不要にした感じである。
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** R1650も[[リファレンス仕様]]は補助電源不要
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また、以下のような特徴もある。
 
また、以下のような特徴もある。
* 1スロット仕様
 
* [[ロープロファイル]]対応
 
* [[Mini DisplayPort]] x4
 
  
日本での販売価格は54,978円。
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*1スロット仕様
[[社畜PC]]向けの[[ローエンド]]製品ぽい性能だが、あくまで「業務用の[[デジタルサイネージ]]向け」なので性能の割にと若干高い。ただこの用途だと[[Mini DisplayPort]]を6個搭載した[[Radeon Pro]]([[AMD Eyefinity]]シリーズ)の方が需要ありそう。
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*[[ロープロファイル]]対応
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*[[Mini DisplayPort]] x4
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[[社畜PC]]向けの[[ローエンド]]製品ぽい性能だが、あくまで「業務用の[[デジタルサイネージ]]向け」なので性能の割に価格は高い。そのかわり3年保証となっている。ただこの用途だと[[Mini DisplayPort]]を6個搭載した[[Radeon Pro]]([[AMD Eyefinity]]シリーズ)の方が需要ありそうではある。ぶっちゃけ[[コスパ]]は最悪だな。
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== 4GBモデル ==
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2021年7月20日に発売した最初のモデル。日本での販売価格は54,978円。
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== 8GBモデル ==
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2022年2月11日に8GBのGDDR6メモリを採用した新モデルが追加された。従来の4GBから倍増した。[[カタログスペック]]上の消費電力などは変わっていない。価格は63,470円。
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2023年10月18日 (水) 08:58時点における最新版

NVIDIA T1000とは、2021年7月20日に発売になったTuringアーキテクチャを採用したプロフェッショナル向けGPUである。

概要[編集 | ソースを編集]

日本国内ではELSA製の製品がアスクから発売となった。パッケージは茶箱。

NVIDIA T1000はカタログスペックだけみると「GeForce GTX 1650のダウンクロック版」といった感じだ。

  • コアクロックを落として
    • T1000 = 1395MHz - 1455MHz
    • R1650 = 1485MHz - 1665MHz
  • 消費電力を抑え
    • T1000 = 50W
    • R1650 = 75W
  • 補助電源を不要にした感じである。

また、以下のような特徴もある。

社畜PC向けのローエンド製品ぽい性能だが、あくまで「業務用のデジタルサイネージ向け」なので性能の割に価格は高い。そのかわり3年保証となっている。ただこの用途だとMini DisplayPortを6個搭載したRadeon ProAMD Eyefinityシリーズ)の方が需要ありそうではある。ぶっちゃけコスパは最悪だな。

4GBモデル[編集 | ソースを編集]

2021年7月20日に発売した最初のモデル。日本での販売価格は54,978円。

8GBモデル[編集 | ソースを編集]

2022年2月11日に8GBのGDDR6メモリを採用した新モデルが追加された。従来の4GBから倍増した。カタログスペック上の消費電力などは変わっていない。価格は63,470円。