Real3D

Real3D Inc.とは、アーケードゲーム基板およびグラフィックボードを開発していた企業である。

もともとはGEエアロスペースというトーマス・エジソンで有名なGEの軍事兵器を開発していた子会社であった。その後、ロッキード・マーティンの事業部ごと売却され、さらに1995年にスピンオフし「Real3D Inc.」という独立した企業となった。

ちょうど冷戦が終わり兵器産業が下火になったころのロッキード・マーティン時代から主にセガのアーケード基板を設計・製造していた。マーティン時代の「SEGA MODEL 1」や、Real3D社になってからの「SEGA MODEL 2」や「SEGA MODEL 3」は非常に有名である。

インテルによる買収

そのセガ絡みの評判からか、1999年にReal3Dはインテルが買収し同社のGPU設計部門とした。インテルになってからの第一作目である「Intel 740」はあまりの凄さに世界を震撼させた。

この買収に際してインテルは大規模なReal3Dの社員たちを半分にするリストラを実施した。そして切られた社員のほとんどはATIが雇用した。残った人間がクソみたいなIntel HD Graphicsを作り、切られた人間が後にGPU界隈を二分するRadeonを作ったのであった。何から何まで判断ミスである。

関連項目

• SEGA MODEL 1
• SEGA MODEL 2
• SEGA MODEL 3
• Intel 740