macOS
macOSとは、Macに搭載されているOSである。一時期はパッケージ販売もされていた。
概要[編集 | ソースを編集]
Mac OS Xは、Mac OS 9までのOSをバッサリ捨て去り、4.3BSDから派生したMachおよびNeXTSTEPをベースに、4.4BSD-Liteから派生したFreeBSDを超合金合体させたある意味では由緒正しいBSD系OSである。主にMacと呼ばれるパソコンに標準搭載されている。
呼称[編集 | ソースを編集]
かつては「Mac OS X」や「OSX」とも呼ばれていたが、現在は「macOS」に統一された。頭文字が小文字の「macOS」はOSX以降を指し、頭文字が大文字の「MacOS」はOSX以前の漢字トークなどを指すというアップル信者も多い。どうでもいいがな。
Mac以外へのインストール[編集 | ソースを編集]
現在のMacはインテルのCPUを積んだPC/AT互換機の一種であるが、アップルがmacOSのインストーラーに制限をかけている関係でMac以外にはインストールできない。一部では普通のPC/AT互換機やVMwareにmacOSをインストールする夢を見た人もいるようだ。
はっきり言って新品のMacを買った方が人件費的にも遥かに安上がりであろうが、どうしてもやってみたいヤツは「OSx86」でググれ。
特徴[編集 | ソースを編集]
独自のウインドウシステム[編集 | ソースを編集]
Mac OS Xは、UNIX系OSでは定番のX Window System(通称X11)を採用せずに、Aquaという独自のウィンドウシステムを採用しているのが最大の特徴である。これによりX11の仕様的な制限でGNOMEやKDEが悩んでいるWindowsや旧Mac OSでは当たり前の機能を次々と実現している。たとえばMac OS XやWindowsでは当たり前のように出来ている異なるアプリ間でのコピペ機能もそのひとつである。
斬り捨て御免[編集 | ソースを編集]
Mac OS Xではメジャーバージョンアップする際に古いAPIがバッサリ斬り捨てられたりすることが多い。安売りしている業務用ソフトには辛いのも事実である。古いAPIがバンバン使えなくなるため、新陳代謝により泥臭い部分が消えて遊ぶにはさっぱりしていて良い環境となっている。
一方で安売りしていない一部のソフトウェアではこれを逆手にとり、便乗して新バージョンを新発売するというビジネスをよくやっている。その発展型でサブスクリプション契約なども増えつつある。
Mac OS Xにメジャーバージョンアップする際に旧Mac OSはバッサリ切り捨てられたが、初期のMac OS XではClassicと呼ばれるエミュレーターを標準搭載することである程度の互換性は保たれていた。この手法は後にXPモードとしてWindows Vistaでも採用されている。
邪悪なBSD[編集 | ソースを編集]
Mac OS Xの根底にある物はBSD系OSとしては由緒正しいものである。ただ、表面的にはオサレでハデな演出を多用していることから、地味で影の存在であることを望んだ旧来のBSD系コミュニティとは相反するとしてBSD入門の心得では「邪悪なBSD」であると明記されるに至っている。だがしかしLinuxなどと対峙するときは*BSDのひとつに含まれるという。
検索性[編集 | ソースを編集]
Googleでググるときやヤフーでググれと言われたときに使用する検索キーワードは「mac」よりも「osx」の方が捗る。 「mac」というキーワードとコンピューター関連の単語の組み合わせでググると半分以上は「Macintosh」ではなく「MACアドレス」の話題ばかりが登場するであろう。
主なバージョン[編集 | ソースを編集]
- Mac OS X Public Beta Siam
- Mac OS X 10.0 Cheetah
- Mac OS X 10.1 Puma
- Mac OS X 10.2 Jaguar
- Mac OS X 10.3 Panther
- Mac OS X 10.4 Tiger
- Mac OS X 10.5 Leopard
- Mac OS X 10.6 Snow Leopard
- Mac OS X 10.7 Lion
- OS X 10.8 Mountain Lion
- OS X 10.9 Mavericks
- OS X 10.10 Yosemite
- OS X 10.11 El Capitan
- macOS 10.12 Sierra
- macOS 10.13 High Sierra
- macOS 10.14 Mojave
- macOS 10.15 Catalina