オペランド
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オペランド(operand)とは、コンピューターが演算を行う際に対象となる値や変数のことである。オペランドは「演算数」や「被演算子」、「被演算数」と日本語訳されることもある。
機械語やアセンブリ言語においては、演算対象となる値が格納されているレジスターやメインメモリのアドレス、および結果を格納するレジスターやメインメモリのアドレスもオペランドである。
なお、間違ってもオペラなど略してはならない。コンピューターの世界においてオペラという場合は全く別の崇高な存在を指す。
オペランドの数[編集 | ソースを編集]
計算機(コンピューター)の実装方式は、機械語の命令セットにおいて明示的に指定できるオペランドの最大数で大きく分類される。
- 0オペランド - スタックマシンと呼ばれる。共通言語ランタイムやJava仮想マシンなどが採用している方式。
- 1オペランド - アキュムレーターマシンと呼ばれる。初期のコンピューターはほぼこれであったと言われている。
- 2オペランド - レジスターマシンと呼ばれる。多くのCPUが採用する方式。
- 3オペランド - これもレジスターマシンと呼ばれる。非常に希な存在であったが最近ではインテルのAVXなどで採用されている方式。
- 4以上 - DECのVAXにおけるPOLY命令(多項式命令)で特例的に存在した。他は知らない。
関連項目[編集 | ソースを編集]
- オペコード - 機械語やアセンブリ言語のうち、命令の種類を表す部分。オペレーションコードの略。
- オペレーター - 主に高級プログラミング言語における演算子のこと。
- ニーモニック
参考文献[編集 | ソースを編集]