「宗教上の理由」の版間の差分

提供: MonoBook
ナビゲーションに移動 検索に移動
 
(同じ利用者による、間の2版が非表示)
6行目: 6行目:
 
[[コンピューター]]の世界でも「宗教上の理由」により、メーカーごとに接続端子が乱立したり、[[ネットワーク・プロトコル]]が乱立したりという歴史を繰り返してきた。
 
[[コンピューター]]の世界でも「宗教上の理由」により、メーカーごとに接続端子が乱立したり、[[ネットワーク・プロトコル]]が乱立したりという歴史を繰り返してきた。
  
現在では[[USB]]や[[Bluetooth]]などのように「みんなで標準化しよう」という流れが起きやすい土壌になりつつある。それでも[[MPEG4]]などのように分裂したりといったことは起きている。
+
現在では[[USB]]や[[Bluetooth]]などのように「みんなで標準化しよう」という流れが起きやすい土壌になりつつある。それでも「[[H.265]]と[[AV1]]」などのように分裂したりといったことは起きている。
  
 
== GPU界隈 ==
 
== GPU界隈 ==
12行目: 12行目:
  
 
一方、[[Direct3D]]は、このような宗教上の理由が問題になることを抑制すべく「[[マイクロソフト]]が発表した新機能」として取り込むことを積極的に行っている。
 
一方、[[Direct3D]]は、このような宗教上の理由が問題になることを抑制すべく「[[マイクロソフト]]が発表した新機能」として取り込むことを積極的に行っている。
 +
 +
現在でも「[[G-Sync]]」と「[[FreeSync]]」といった小競り合いは続いている。

2022年10月12日 (水) 05:13時点における最新版

宗教上の理由(読み:しゅうきょじょうのりゆう)とは、自らと競合するものが「客観的にみて素晴らしいもの」であっても、心情的・会社的に受けいれられないことをいう。

概要[編集 | ソースを編集]

主に大企業などでは「A社の作った機能」がどんなに素晴らしくても、宗教上の理由でB社やC社は「負けを認めたくない」ために採用できないといったことが多々ある。

コンピューターの世界でも「宗教上の理由」により、メーカーごとに接続端子が乱立したり、ネットワーク・プロトコルが乱立したりという歴史を繰り返してきた。

現在ではUSBBluetoothなどのように「みんなで標準化しよう」という流れが起きやすい土壌になりつつある。それでも「H.265AV1」などのように分裂したりといったことは起きている。

GPU界隈[編集 | ソースを編集]

また、GPU界隈では今なおこの傾向は顕著であり、その機能を採用しないだけならまだしも、OpenGLなどのように「類似の拡張機能」が乱立し、「同じ機能なのにA社とN社で呼び出し方が違う」などという悲惨なことになっているケースも散見される。

一方、Direct3Dは、このような宗教上の理由が問題になることを抑制すべく「マイクロソフトが発表した新機能」として取り込むことを積極的に行っている。

現在でも「G-Sync」と「FreeSync」といった小競り合いは続いている。