「Amlogic S905X4」の版間の差分
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2021年2月8日 (月) 12:07時点における版
Amlogic S905X4とは、米国Amlogic社が2020年7月ごろから出荷開始したSoCである。
主な変更点
S905X4はS905X3のマイナーチェンジであり性能的にはほとんど変わっていない。 大きな違いは「AV1のハードウェアデコーダー」が搭載され4K@120fpsが可能になった。
CPU
CPUの動作周波数が最大1970MHzから最大2180MHzに向上した。ただしカタログスペックではどちらも「2.0GHz」になっている。
GPU
GPUの変更点としてはVulkanのAPIバージョンが1.0から1.1になっている。そもそもAndriodのゲームでVulkanを使っているものはほとんどないのであんまり深く考える必要性はない。
暗号化エンジン
S905X4では暗号化エンジンに「RSA」が加わった。使える暗号化エンジンはAES, TDES, SHA-1, SHA-2, HMAC, SM4, RSAである。
人工知能
S905X4ではニューラルエンジンはバッサリ削除されている。こんなローエンドチップで人工知能をやろうとする変人はさすがにいなかったらしい。
ビデオデコーダー
S905X4では新たにAV1のハードウェアデコーダーが搭載された。こいつを使うことで「4K、10ビット、プログレッシブ」という条件でも120fpsを叩き出せるとしている。
AV1はNetflix、Amazon Prime Video、YouTubeなどがすでにサポート開始しており、これらを視聴するときの負荷が劇的に下がるだろう。
Amlogic製品といえばAndroid TV BOXであり、S905X4の最大の変更点は間違いなくこれだ。
オーディオプロセッサー
「2xHiFi4 Acoustic/Audio DSP」なるものが搭載されたらしい。よくわからん。