「Amlogic S905X4」の版間の差分

2023年4月7日 (金) 12:44時点における版

Amlogic S905X4とは、米国Amlogic社が2020年7月ごろから出荷開始したSoCである。

S905X4はS905X3のマイナーチェンジでありCPUやGPUなどは性能的にはほとんど変わっていない。主な違いは「AV1のハードウェアデコーダー」が搭載されたという点である。

CPUの動作周波数はS905X3が最大1970MHzなのに対して、S905X4は最大2180MHzに向上している。ただしカタログスペックではどちらも「2.0GHz」になっている。さすがアメリカ製だ。小数点以下なんて誤差だ。

GPUの変更点としてはVulkanのAPIバージョンが1.0から1.1になっている。そもそもAndriodのゲームでVulkanを使っているものはほとんどないのであんまり深く考える必要性はない。

S905X4では暗号化エンジンに「RSA」が加わった。使える暗号化エンジンはAES, TDES, SHA-1, SHA-2, HMAC, SM4, RSAである。

S905X4ではニューラルエンジンはバッサリ削除されている。こんなローエンドチップで人工知能をやろうとする変人はさすがにいなかったらしい。

S905X4では新たに「AV1のハードウェアデコーダー」が搭載された。こいつを使うことで「4K、10ビット、プログレッシブ」という条件でも120fpsを叩き出せるとしている。一般的な60fpsではなく無駄に120fpsにしてくるあたりがさすがアメリカ製だ。でかいのは正義だ。

そんな動画が実際にあるのかは知らんがAV1はNetflix、Amazon Prime Video、YouTubeなどがすでにサポート開始しており、これらを視聴するときの負荷が劇的に下がるだろう。

Amlogic製品といえばAndroid TV BOXであり、S905X4の最大の変更点は間違いなくこれだ。

「2xHiFi4 Acoustic/Audio DSP」なるものが搭載されたらしい。よくわからん。

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 === CPU ===
-[[CPU]]の動作周波数はS905X3が最大1970MHzなのに対して、S905X4は最大2180MHzに向上している。ただし[[カタログスペック]]ではどちらも「2.0GHz」になっている。さすがアメリカ製だ。小数点以下なんて誤差だ。
+[[CPU]]の動作周波数は[[S905X3]]が最大1970MHzなのに対して、S905X4は最大2180MHzに向上している。ただし[[カタログスペック]]ではどちらも「2.0GHz」になっている。さすがアメリカ製だ。小数点以下なんて誤差だ。
 === GPU ===
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 * 後継：まだない
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