「Intel 740」の版間の差分
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2022年3月29日 (火) 04:34時点における最新版
Intel 740(通称:i740)とは、20世紀末の自作PC界を震撼させたインテル製のGPUおよびグラフィックボードである。
概要[編集 | ソースを編集]
ウンコ、いわゆるクソである。最近SSD製品として非常に評判のよいIntel SSD 730シリーズと名称が似ているが一切関係ない。完全に風評被害である。
i740は1998年1月に発表された製品である。 インテルがマーケティングを担当し、実際の開発はReal3Dというセガのアーケード基板として名を馳せたSEGA MODEL1、SEGA MODEL2、SEGA MODEL3の開発チームであった。
実績も十分、事前のベンチマークテストでも素晴らしい数値を叩き出していた。
当然のように誰もが期待した。
低性能[編集 | ソースを編集]
実際に登場したi740は同時期に登場したNVIDIAのRIVA TNTにはまるで及ばず、それどころか前世代のRIVA 128にすら大敗する悲惨な性能であった。
そして発売直後から全国どころか全世界のパソコンショップでいきなり投げ売りという凄い状況に陥った。
だが、このi740の投げ売りが更なる悲劇を生んだ。
投売り[編集 | ソースを編集]
i740は性能以前に、そもそもの安定性と各種パーツとの相性に絶望的な欠陥を抱えていたのだ。
20世紀末は自作PCの絶頂期であり、インテル互換のCPUに、インテル互換のチップセット、AMI、AWARD、Phoenixなど色とりどり各種BIOSが存在していた時代である。 i740はインテル製品で固めても動作が怪しいのに、これらと組み合わせれば悲劇が起きないほうが不思議なくらいなのは言うまでもない。
そして当然のように当時流行していたAMDやSIS、VIAなどの半導体チップを積んだマザーボードにi740を搭載すると「起動中にフリーズする」「BIOSの起動すらしない」などの事件が多発し、パソコンショップの店頭には注意喚起の張り紙がなされる事態にまで発展した。
だが、時は20世紀末は自作PCの絶頂期、ド素人までもが自作PCに手を出し、その大多数の一般人はそこまで知識がなかった。まだインターネットも普及したとは言えず一部キモヲタだけのものだった時代であり、だれもが雑誌に掲載された「詐欺まがいのベンチマーク」を信じていたのである。
また、当時はオンボードGPUを搭載した製品はMediaGXくらいしかなく、マザーボードにはビデオカードを搭載するのが当たり前の時代でもあった。最低限の画面を写すだけであってもビデオカードが必要であり、ゲームなどをしない人たちは「安い」という理由で我先にと激安i740を買ってしまったのである。
そして更なる投げ売りで負のスパイラルが完成した。