「OpenStreetMap」の版間の差分
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2021年10月25日 (月) 02:15時点における版
OpenStreetMap (読み:オープンストリートマップ、通称:OSM)とは、誰でも自由に利用、編集することのできる地図検索サービスである。
概要
OSMの地図データはODbLというフリーなライセンスでライセンスされている。要するに地図サービスのWikipedia版みたいなもの。
Googleマップとの決定的な違いは、Googleマップが莫大な収益を生み出しているのに対し、OSMは自由に利用できる無収益型のサービスになっていることである。
OSMの地図データを編集するにはOSMのアカウントとエディタが必要である。 OSMを編集する人をmapper(マッパー)、OSMを編集すること自体をmapping(マッピング)ということが多い。
mapping中、疑問に感じたことがあったときはOSMWikiを見れば大体解決してしまう。
API
OSMをバックエンドに有償のGoogle Maps SDKのような使い方ができる非公式なSDKが数多く作られているが、OSMは無償であるがゆえに公式サーバーはかなり貧弱であり、かなり残念な結果になる。
OSMの公式サーバーは、頻繁に落ちてるわ、繋がってもバカみたいに反応が遅いわ、あまりに人気のアプリでの利用だとアクセス規制で締め出されるわ、と散々な結果になる。
とくにアクセス規制は「SDK単位(ライブラリ単位)」で行われることが多く、それらを利用するiOSやAndroidのアプリ開発者の界隈ではよくパニックに陥っている。stackoverflowやgithubでは毎年のようにお祭り騒ぎになっている。
iOSやAndroidなどのアプリで利用する場合は、「Planet.osm」をBitTorrentでダウンロードして必要な部分を切り出して利用すべきである。どうしてもGoogle Maps SDKのような使い方をしたい場合は 「Planet.osmから必要な部分を切り出すサーバー」を自前で用意しよう。
活用・利用
行政
会津若松市ではOSMの地図データを使用したハザードマップを各家庭に配布した。
ナビゲーションサービス
編集方法
主に
- OSMに使用許可されている航空写真や地図をエディタでトレースする
- 自分が集めたGPSログをエディタでトレースする
などがある。他はwikiのページでも見て。
著名なOSMエディター
- JOSM Javaで書かれたOSMエディタ。
- iD Javascriptで書かれたエディタ
- potlatch
参考文献
- http://gigazine.net/news/20140303-openstreetmap/
- http://wired.jp/2012/03/14/apples-iphoto-for-ios-abandons-google-maps-in-favor-of-openstreetmap/
- https://opensource.srad.jp/story/14/12/02/0357227/
- http://www.city.aizuwakamatsu.fukushima.jp/docs/2009031200043/