LibGDX
libGDXとは、オープンソースの下で開発されているJavaで書かれたAndroid向けのゲーム開発向けのフレームワークである。
対応プラットフォームはWindows、Linux, macOS, Android, iOS, BlackBerry、およびWebGLとなっている。この中でもAndroidが主力プラットフォームであり、iOSやBBはオマケ、PC向けは「開発時のデバッグ用」という扱いとなっている。
主に「Unityで作られたスマホゲームは重すぎだろ」というローエンドなスマホを使っている人々に人気がある。
歴史[編集 | ソースを編集]
libGDXの作者であるMario Zechnerは、2009年の半ばにAndroid向けのゲーム開発フレームワーク「Android Effects(通称AFX)」を作っていたが、PCとAndroid実機を繋いでのデバッグがあまりにも苦行であったため、「PC上でサクサク作って、Androidにサクッと移植できるフレームワークに作り変えよう」と思い立ったそうだ。
2010年3月、ZechnerはAFXのオープンソースを決定し、GNU Lesser General Public License (LGPL) の下、Google Codeで公開した。ただのこの段階ではAndroidではまともに動かなかった。
ZechnerがBox2DのJNIラッパーを作成すると、当時は物理演算を使ったゲームが人気だったこともあり、より多くのユーザーや貢献者が集まり、同時にAndroidの問題の多くが解決し、まともに動くようになったという。
LGPL が Android に適していないため、他のライセンスへの切り替えを提案するユーザーが多かったため、2010 年 7 月に libGDX のライセンスを Apache License 2.0 に変更し、クローズドソースの商用ゲームでの使用が可能になった。
2011年1月、Java SoundがあまりにもクソだったためOpenALに切り替えられた。
2012年8月、Google CodeからGitHubに移行した。
2013年6月、公式サイトがリニューアルされ、libGDXで作られたゲームを宣伝できるギャラリーが設置された。2016年時点で3000以上のゲームが投稿されている。
2016年4月、RoboVMが滅亡したのでIntelのMulti-OS Engineに移植された。なおlibGDXプロジェクトによりRoboVMをフォークしたものがその後も継続利用されている。