「E1.S」の版間の差分

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ただ[[E1.L]]が超の付く[[ハイエンド]]志向なのに対して、E1.Sはかなり庶民的な代物となっている。
 
ただ[[E1.L]]が超の付く[[ハイエンド]]志向なのに対して、E1.Sはかなり庶民的な代物となっている。
  
大雑把にいえばE1.Sは「基板むき出しの[[M.2]]を入れるケースの規格」であり、ケースに入っているのでディスク交換([[ホットスワップ]])がしやすいというもの。[[RAID]]と[[ホットスワップ]]が必須な[[サーバー]]向け。
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大雑把にいえばE1.Sは「[[パソコン]]用の基板むき出しの[[M.2]]を入れるケースの規格」であり、ケースに入っているので後部が握りやすく、かつ雑に扱えディスク交換([[ホットスワップ]])がしやすいというもの。[[RAID]]と[[ホットスワップ]]が必須な[[サーバー]]向け。
  
M.2 SSDを格納できるE1.Sサイズのケースだけを作ればよいので[[コスパ]]も高い。
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M.2 SSDを格納できるE1.Sサイズのケースだけを作ればよいので[[コスパ]]も高い。巷の[[パソコンショップ]]や[[家電量販店]]で売っているM.2 SSDをこのケースに入れれば「サーバー向け」として何倍もの[[ボッタクリ価格]]で売れる夢のような製品である。ちなみに[[M.2]]をE1.Sに変換する基板は[[アマゾン]]や[[アリエクスプレス]]などでは1000円程度で売られているが、ケース付きだといきなり1〜2万円に豹変する。
 
 
巷の[[パソコンショップ]]や[[家電量販店]]で売っているM.2 SSDをこのケースに入れれば「サーバー向け」として何倍もの[[ボッタクリ価格]]で売れる夢のような製品である。
 
  
 
類似規格としては[[2.5インチ]]サイズの「[[U.2]]」「[[U.3]]」があるが、こちらは分解すると中身は端子側の1/3くらいしか使われておらず面積的に無駄が大きいという欠点があり、この無駄を省くためにE1.Sは開発された。
 
類似規格としては[[2.5インチ]]サイズの「[[U.2]]」「[[U.3]]」があるが、こちらは分解すると中身は端子側の1/3くらいしか使われておらず面積的に無駄が大きいという欠点があり、この無駄を省くためにE1.Sは開発された。
  
ちなみに基本的にE1.Sも[[U.2]]もSSDケース形状が違うだけで流れている信号は同じなので速度的な差はない。
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ちなみに基本的にE1.Sも[[U.2]]も[[M.2]]も形状が違うだけで流れている信号は同じなので速度的な差はない。
  
 
== 関連項目 ==
 
== 関連項目 ==

2023年2月9日 (木) 03:02時点における最新版

E1.S(通称:しょーと)とは、インテルが提唱するサーバー向けSSDに特化したフォームファクター(寸法規格)である。

EDSFF(Enterprise and Data Center SSD Form Factor)」のひとつとなった。

  • 高さ: 33.75mm(ちょうど1Uに納まる)
  • 幅 : 9.50mm(M.2より少し広い)
  • 長さ:118.75mm(M.2より少し長い)

E1.SはE1.Lの兄弟規格である。 ただE1.Lが超の付くハイエンド志向なのに対して、E1.Sはかなり庶民的な代物となっている。

大雑把にいえばE1.Sは「パソコン用の基板むき出しのM.2を入れるケースの規格」であり、ケースに入っているので後部が握りやすく、かつ雑に扱えディスク交換(ホットスワップ)がしやすいというもの。RAIDホットスワップが必須なサーバー向け。

M.2 SSDを格納できるE1.Sサイズのケースだけを作ればよいのでコスパも高い。巷のパソコンショップ家電量販店で売っているM.2 SSDをこのケースに入れれば「サーバー向け」として何倍ものボッタクリ価格で売れる夢のような製品である。ちなみにM.2をE1.Sに変換する基板はアマゾンアリエクスプレスなどでは1000円程度で売られているが、ケース付きだといきなり1〜2万円に豹変する。

類似規格としては2.5インチサイズの「U.2」「U.3」があるが、こちらは分解すると中身は端子側の1/3くらいしか使われておらず面積的に無駄が大きいという欠点があり、この無駄を省くためにE1.Sは開発された。

ちなみに基本的にE1.SもU.2M.2も形状が違うだけで流れている信号は同じなので速度的な差はない。

関連項目[編集 | ソースを編集]