3D座標系
3D座標系(英語:3D coordinates system)とは、3次元の直交座標系の総称である。
主な3D座標系[編集 | ソースを編集]
3D座標系とひとことでいってもXYZ軸の向きによって色々な種類がある。 モデリングソフトで描いた3Dモデルをゲームエンジンなどで表示しようとする際にこの違いで残念なことになることが多い。 この他にも長さの単位の違い(センチやインチ)でグダグダになることも多い。
Yアップ左手座標系[編集 | ソースを編集]
- X軸プラスが右
- Y軸プラスが上
- Z軸プラスが後
- 主な採用事例
Yアップ右手座標系[編集 | ソースを編集]
- X軸プラスが右
- Y軸プラスが上
- Z軸プラスが前
- 主な採用事例
MonoGameもXenkoもDirectX系プラットフォームであっても右手座標系となる。
Yダウン右手座標系[編集 | ソースを編集]
- X軸プラスが右
- Y軸プラスが下
- Z軸プラスが前
- 主な採用事例
VulkanではOpenGLとはY軸のプラスマイナスが逆になった座標系を採用している。 これはDirect3DともOpenGLとも違う座標系を採用することで「中立の立場」を明確にするためだと思われる。
Zアップ左手座標系[編集 | ソースを編集]
- X軸プラスが右
- Y軸プラスが後
- Z軸プラスが上
- 主な採用事例
Yアップ左手座標系に似ているがY軸とZ軸が逆になっている。
Zアップ右手座標系[編集 | ソースを編集]
- X軸プラスが右
- Y軸プラスが前
- Z軸プラスが上
- 主な採用事例
Yアップ右手座標系に似ているがY軸とZ軸が逆になっている。
主にAutodesk製品が標準採用している座標系であるが、どのAutodesk製品も「モデリング開始前」に「Yアップ(Yアップ右手座標系 )」へ設定変更できる。 設定変更をし忘れてモデリングしたものをOpenGLやMonoGameで使おうとすると残念なことになる。 なお、モデリング後に設定変更してもダメなようだ。
関連項目[編集 | ソースを編集]
- fbxファイル - 座標系の違いに困ったらfbxファイルにしてゴリゴリ変換するのが簡単