「Amlogic S905X3」の版間の差分
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+ | とりあえず[[OpenGL ES 3.2]]も[[Vulkan]]も動く。 | ||
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+ | * [[Amlogic S905X3-B]] = [[ドルビー]]関連のデコーダーを搭載 | ||
+ | * [[Amlogic S905X4]] = [[AV1]]のデコーダーを搭載 |
2023年4月7日 (金) 12:50時点における最新版
Amlogic S905X3とは、2019年4月にAmlogicが発表したSoCである。 2020年4月ごろから搭載製品が出始めている。
概要[編集 | ソースを編集]
主にミドルレンジ向けのAndroid TV BOXに搭載されている。
前作S905X2との大きな違いは「ニューラルエンジン」を搭載した点です。巷で話題の人工知能が高速に処理できるというやつです。ただ、こんなもので人工知能やる人はいなかったようで、後続のS905X4ではバッサリ削除されました。
主な仕様[編集 | ソースを編集]
CPU | Cortex-A55 (2.0GHz x4コア) |
GPU | Mali-G31 MP2 |
メモリ | DDR3-2133, DDR3L-2133, LPDDR-2133,\n DDR4-3200, LPDDR4-3200 |
ビデオデコーダ | H.265, VP9, AVS2, H.264 |
ビデオ出力 | HDMI 2.1, HDCP 2.2 |
HDR | HDR10, HDR10+, Dolby Vision, HLG, TCH PRIME |
製造プロセス | 12nm |
パッケージ | 14mm x 14mm BGA |
その他 | USB 3.0, PCI Express 2.0, マイク入力x8, 温度センサー内蔵 |
CPU[編集 | ソースを編集]
CPUは前作S905X2はCortex-A53であったが、S905X3ではCortex-A55になった。
前作もCortex-A53のくせに1.8GHzとバカみたいに周波数が高かったが、S905X3ではさらに上の2.0GHzとなっている。Cortex-A55といえば1.3GHzから1.5GHzが定番だがこいつは2.0GHzだ。さすがアメリカ製だ。
さらに男らしいのが「サーマルスロットリングなどという軟弱な概念はない」という点である。高負荷で熱くなっても性能は絶対に落とさない。たとえ熱暴走しようと前進あるのみ。PCばりに冷やせということらしい。さすがアメリカ製だ。
Amlogicといえばアメリカンマッスル仕様のAndroid TV BOXなので大きめのヒートシンクや冷却ファンを取り付ける前提なのだろう。ファンレスかつ防水窒息ケースのスマートフォンなど相手にしていないようだ。さすがアメリカ製だ。
GPU[編集 | ソースを編集]
S905X3のGPUはMali-G31となってる。 これは前作S905X2と同じ。
ローエンド向けではあるが最新仕様となっている。 とりあえずOpenGL ES 3.2もVulkanも動く。
メモリ[編集 | ソースを編集]
メモリはDDR4-3200までサポートしている。こんなローエンド製品でそんなハイスピードなの誰が使うんだよ。
その他[編集 | ソースを編集]
その他の特徴としてはマイク入力が8系統もある。オーディオミキサーなどへの搭載を想定しているのかもしれない。もしくはアレイマイクを搭載する会議システム的なものに内蔵する用途を想定しているのかもしれない。
主な採用製品[編集 | ソースを編集]
- X88 Pro X3 - 2020年1月頃に発売したAndroid TV BOX
関連製品[編集 | ソースを編集]
- Amlogic S905X2
- Amlogic S905X3
- Amlogic S905X3-B = ドルビー関連のデコーダーを搭載
- Amlogic S905X4 = AV1のデコーダーを搭載